『軸を揃える』僕たちはよくこの言葉を用いますが、これは、骨組みを揃えていることに他なりません。
つまり骨を操作させる(表面的には体を動かす)トレーニングと言えます。
ですので、何人が、筋肉ではなく、骨格のズレ(頭がブレたとか、足の感覚が抜けた)とかっていう感覚でトレーニングに向き合っているかで、効果が全く変わってきます。
無論、子供も成人の方にも骨を感じろ!とは言いますが、難しい部分もありますので、目安としてタオルに乗ってもらい、支持基底面(地面との土踏まずの接地面)がズレないように意識してもらって正しく立つの重要性を伝えております。
(タオルから引っ張られたら頭の位置がずれている)と感じていただければ、、幸いです
そんな状態でトレーニングすると、身体には無駄な負担がかかっていきますので、ご注意ください。
なので、『軸を揃える』=骨組みを揃えている。とお考え下さい。
スクワットを例に、お話しします、
正しい立位で安定して立てれば、押されても引っ張られてもびくともしません。要は、強くしなやかに動く準備ができている。状態です
そこから、スクワットを繰り返します、
2本足の中で左右に軸(骨)を揃えたり、下でUの字で入れ替えたりします。
僕たちは当たり前のように、2足歩行をしますので、2本の足の中で、自然と軸が揃ったり、移動したりしています。
『歩く』という動作は、5/5または3/5軸を左右に切り替えている、素晴らしい動作です。
『走る』という動作はその軸の切り替えを早く正確に繰り返す動作に他ならないので、とてもシンプルで一番のエクササイズですよ!(だから子供達に走ろう、ってガミガミ言っているんです。笑)(ピッチャーが冬の走り込みで春先球速が上がるのは、軸移動が正確に正しい重心移動がなされているからですね)
野球やゴルフなど、スポーツ選手のプレーがスーパースローカメラで見ると頭が止まって体がダイナミックに可動しているのは、この2本足の中で正しい軸の移動ができている証拠なのです。
その2本足での軸移動を覚えさせるのがスクワットなのですm(__)m
(筋力強化を目的していません)
またスクワットが上手にできれば『歩く・走る・しゃがむ・構える』も当然ながら安定しますよ。m(__)m
1またこのトレーニングでは足と頭の距離感や、踏み圧(土踏まずの圧)が抜けないように行うことで、実践時の連続的で素早い動作になっても、正確に動けるように動作を脳に覚えさせる練習でもあります。
正しいスクワットを行うと動作の切り替えの練習も構えの練習にもなります。
脳は一度、覚えた感覚は、不安定(頭がブレない)にならない限り忘れません。
逆にいうと、安定した軸は崩れやすくもある!という事です。
だからタオル上で、一度立ててもすぐ立てなくなる時もある。という事です。
毎回セッティングをする(正しく立つ)のが大事という事です。
正しいスクワットはセッティングが出来ていない人にはできません。
セッティング=正しい立位(正しい準備)です。